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東京大学赤門(東京都文京区)を訪問しました

東京大学本郷キャンパスにある赤門(→東京都文京区本郷)を訪問しました。本郷キャンパスの場所は江戸時代には加賀藩上屋敷が置かれており、赤門の名で知られるこの門はその御主殿門(→御住居表御門とも)でした。もとは15ⅿほどキャンパス寄りの場所に位置していましたが、1903(明治36)年に医科大学創設のため現在の場所に移されたようです。加賀藩上屋敷の御主殿門(赤門)が造られたのは江戸時代後期の1827(文政10)年のことです。江戸...

専修大学黒門(東京都千代田区)を訪問しました

専修大学(→東京都千代田区神田神保町)は、1880(明治13)年に法律と経済を「専ら修める」ために東京府京橋区銀座(→現在の東京都中央区銀座)に開校した「私立 専修学校」を前身とする創立142周年の伝統を誇る私立大学です。1880(明治13)年の創立時に「経済科(→経済学部)」を日本で一番最初に設置した高等教育機関でもあります。創立には4人の創設者の他に、慶應義塾の創設者である福沢諭吉の尽力がありました。1885(明治18)年に東京府...

吉屋信子記念館(神奈川県鎌倉市)をを訪問しました➁

鎌倉市の社会教育施設である吉屋信子記念館は「自分の得たものは社会に還元し、住居は記念館のような形で残してほしい」という吉屋信子の遺志により、土地・建物などが鎌倉市に寄贈され、1974(昭和49)年に開館しました。平成時代後期の2017(平成29)年6月28日に、吉屋信子記念館の主屋・門・塀が国の有形文化財に登録されました。最寄り駅は江ノ島電鉄(江ノ電)の由比ヶ浜駅です。鎌倉駅から乗って2駅目で、乗車時間は3分ほどで由比...

吉屋信子記念館(神奈川県鎌倉市)を訪問しました➀

吉屋信子記念館(神奈川県鎌倉市長谷1丁目)は、大正時代に連載した『花物語』が女学生の間で大ヒットし、少女小説という新しいジャンルを確立した吉屋信子(1896年~1973年)の遺志により、土地・建物などが鎌倉市に寄贈され、昭和時代後期の1974(昭和49)年に開館した鎌倉市の社会教育施設です。吉屋信子といえば少女小説のイメージが強いと思いますが、晩年は『徳川の夫人たち』『女人平家』のような長編歴史小説も手掛けています。...

鎌倉文学館(神奈川県鎌倉市)を訪問しました

鎌倉文学館(神奈川県鎌倉市長谷1丁目)は、「文学都市かまくら」ゆかりの文学者の直筆原稿・手紙・愛用品などの資料を収集保存し、展示している博物館で、昭和時代末期の1985(昭和60)年に開館しました。常設展示の「鎌倉文士たち」では、川端康成・大佛次郎・里見弴・小林秀雄など鎌倉ペンクラブを結成して活躍した文学者や、夏目漱石・与謝野晶子・芥川龍之介・有島武郎・中原中也・泉鏡花・高浜虚子・国木田独歩・武者小路実篤・...

鎌倉女学院正門前の陸奥桜(神奈川県鎌倉市)を見てきました

鎌倉女学院中学校・高等学校(→神奈川県鎌倉市由比ガ浜2丁目)が建つ場所は、日清戦争開戦の直前にあたる1894(明治27)年7月に日英通商航海条約を締結し、不平等条約の一つである領事裁判権(→治外法権)の撤廃に成功した外務大臣・陸奥宗光(むつむねみつ)の長男陸奥広吉の別荘があった場所だといいます。日露戦争が始まる1904(明治37)年に私立鎌倉女学校創立のため陸奥家から敷地が寄贈されたそうです。以来、鎌倉女学校→鎌倉高等女学...

横浜人形の家(神奈川県横浜市中区)を訪問しました

昨年、久しぶりにみなとみらい線に乗り「横浜人形の家」に行きました。横浜人形の家(神奈川県横浜市中区山下町)は、地域色豊かな人形から人間国宝の手によるものまで、世界141カ国・1万3千点以上の人形や、それに関する資料を所蔵する国内屈指の人形専門の博物館です。私が訪れた時はちょうど最初の緊急事態宣言が明けた束の間のの平穏時で、「人形写真家・田中流の眼差し」展と企画展「ぺこちゃんと横濱」がやっていました。田中...

西山美術館(東京都町田市)を訪問しました

西山美術館(東京都町田市)は一般社団法人が運営する私営の美術館です。白の時代(第一次世界大戦頃)で知られるエコール・ド・パリにおけるモーリス・ユトリロの作品が絵画の中心となります。彫刻はロダンが目につき、入口にも金色の「考える人」が設置されています。また、館内にや西山氏が世界18カ国から収集した世界の鉱石73点(43トン)が所せましと飾られていて、パワーストーンに興味がある人にとっては垂涎ものの展示かもしれ...

国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)を訪問しました

国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)は、1981(昭和56)年に開館した、佐倉城跡の一角にある日本の歴史、民俗学、考古学を総合的に研究・展示し、様々な視聴・体験学習を通して歴史や民族学を学べる歴史博物館であり、国立の研究機関でもあります。所蔵資料件数は22万件もあります。ただし、JR佐倉駅からバスで行く場合、日曜日などは1時間に1本ほどしか運行していないため時間には注意が必要です。タクシーを使うと15分1200円ぐらいで...

上野(東京都台東区)をいろいろ訪れました

東京都立上野恩賜公園内にある旧東京音楽学校奏楽堂(東京都台東区)は改修中で中には入れませんでしたが、大好きな滝廉太郎(たきれんたろう)の銅像を写真に収められたので満足です。国立国会図書館・国際子ども図書館(→旧帝国図書館)では、創刊100周年の『赤い鳥』に関する展示をしていました。庭に明治時代の作家ラフカディオ・ハーン(→日本名 小泉八雲)のレリーフもあります。小泉八雲(やくも)は怪談『耳なし芳一』などで有名です...

千葉駅前交番(千葉県千葉市中央区)を見にいきました

JR千葉駅前にある千葉県警千葉中央署千葉駅前交番(千葉県千葉市中央区新千葉)は、フクロウの形をしている交番です。夜になると目が光りとても可愛いのです。「可愛くない」警察官が詰める「可愛い」交番というギャップは、地元住民にも人気が高いです。ふだんは素通りしてしまう千葉駅前交番を、改めて写真に収めようと思い行ってみました。ここは千葉市内でもかなり忙しい交番のひとつです。夜間に目を光らせて、しっかりと地域の...

大百池公園(千葉県千葉市緑区)を訪問しました

大百池公園(千葉県千葉市緑区)は、一年を通して野鳥が訪れるのでバードウォッチングをする人も多い無料の公園です。「大百池(おおどいけ)」と読みます。「おゆみの」の名が古文書に初めて登場するのは、古墳時代前期の4世紀のことで、この時期に大陸から日本に移り住んだ渡来人の一派が、東国を開拓するために東日本各地に送られました。現在の生実町(千葉市中央区)からおゆみ野中央(同緑区)にかけても渡来人が住み着き、その中に...

千葉市郷土博物館(千葉県千葉市中央区)を訪問しました

何度も来ている千葉市郷土博物館(千葉県千葉市中央区亥鼻)ですが、今回は千葉氏の「人物展示」をしっかりと見ようと思い訪問しました。撮影OKの階なので気兼ねなく撮影ができます。展示は様々なパネルがあり、稀に説明が間違っていたりしますが、指摘すると次回にはきちんと修正されているなど、学芸員の方や職員の方はとてもしっかりしている印象です。このようなパネルがずらりと展示されていて、郷土史を学ぶにはうってつけの場...

三越千葉店(千葉県千葉市中央区)の最後の日

「店前現銀無掛値」(たなさきげんきんかけねなし)、三井越後屋(三越)は江戸時代の1683(天和3)年に三井高利(みついたかとし)江戸本町1丁目に呉服店「越後屋」を開業して以来の老舗です。しかし、地元の人に「千葉三越」の愛称で親しまれてきた三越千葉店が2017(平成29)年3月20日に閉店しました。千葉市郷土博物館(通称千葉城)の天守でも高度経済成長期の千葉駅周辺の経済を支えてきた老舗というような説明がありましたが、ついに閉...

昭和の森(千葉県千葉市緑区)を訪れました

3月某日、お花見をしに昭和の森(千葉市緑区)へ行ってきました。 昭和の森は、緑区土気地区に位置する面積105.8ha、東京ドーム23個ぶんという千葉市内最大、県内でも有数の規模を誇る市が管理する総合公園です。公園の西側は標高60mから90mの下総台地(しもうさだいち)に連なり、東側は九十九里平野と下総台地を分ける高低差50mの崖地(海蝕崖)に接しています。千葉市で最も標高が高いことを示す案内標識も立っています。...
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