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梅翁院(長野県長野市松代町)を訪問しました

梅翁院(長野県長野市松代町)は曹洞宗の禅刹で、初代松代藩主真田信之の側室玉川右京とその両親を弔うために、江戸時代の1672(寛文12)年に3代藩主真田幸道の治世に建立されました。松代藩が鯉の養殖を奨励した名残が、観音堂にある「魚濫観音像」に見てとることができます。...

真田宝物館・文武学校・真田邸(長野県長野市松代町)を訪問しました

真田宝物館(長野県長野市松代町)は、松代真田氏の12代当主・真田幸治氏が1966(昭和41)年に松代藩及び藩主真田家に伝わる武具、馬具、調度品、書状、書画など5万点にも及ぶ大名道具を収蔵・展示する博物館です。宝物館は長野県松代高等学校を移転させ、その跡地を使って作られました。国の重要文化財に指定された「青江の大太刀」や、真田昌幸(→藩祖信之の父)所用の「昇梯子の具足」、武田信玄・勝頼父子・豊臣秀吉・石田三成・徳川...

お安と梅の観音跡(長野県長野市松代町)を訪問しました

「お安と梅の観音 」(長野県長野市松代町)とは、松代に伝わる民話で、現在の長野県松代高等学校の近くにある小高い塚の上に案内板が立てられています。かつてここには「梅の観音」と呼ばれる地元の信仰を集めた観音堂があったといい、往時を忍ばせています。ただし、歴史学の立場から源頼朝が善光寺に詣でた記録はないため、この民話も伝承の域をこえません。しかし、このような民話を地元で代々伝えつづけることは、地域の絆やコ...

明徳寺(長野県長野市松代町)を訪問しました

龍譚山明徳寺(長野県長野市松代町)は、南北朝時代の1390(北朝元号: 明徳元年)に建立された同町豊栄(とよさか)にある曹洞宗寺院です。本尊は鎌倉時代に造立された釈迦牟尼仏です。戦国時代にはこの地を制圧した武田信玄の家臣・春日虎綱(高坂弾正の名で知られる)が海津城代となり、厚く帰依しました。そのため、境内には春日虎綱の墓があります。江戸時代になると、1622(元和8)年に上田藩主・真田信之が関ケ原合戦の功績加増で13万...

長國寺(長野県長野市松代町)を訪問しました

長國寺(長野県長野市松代)は、松代藩主真田家の菩提寺である曹洞宗寺院です。戦国時代の1547(天文16)年に、武田信玄の家臣であった真田幸綱(→幸隆と広まる)が、伝為晃運(でんいこううん)禅師を開山させ、真田一族の菩提寺として真田荘松尾に「真田山長谷寺(しんでんざんちょうこくじ)」として建立したのが全身です。江戸時代になると、真田信幸(→関ケ原合戦後に信之に改名)は関ケ原合戦の際に父・弟と袂を分かち徳川方として参戦し...
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