小田原城(神奈川県小田原市)を訪問しました
夕方になってしまいましたが小田原城(神奈川県小田原市)を訪問しました。小田原城というと戦国大名北条氏が築いた広大な総構(そうがまえ)を持つ難攻不落の城のイメージがありますが、現在の天守閣は1960(昭和35)年に小田原市制20周年を記念する事業として総工費8千万円(当時)をかけて建設された復興天守です。復興には「瓦一枚運動」として多くの市民が寄付に参加したそうです。
復興天守建設にあたり、小田原市は江戸時代の宝永年間(1704年~1711年)に小田原城を再建の際に作られた模型や引き図(→設計図)を基に、1960(昭和35)年に「江戸時代の小田原城の姿」として外観復元されました。なので、3代将軍徳川家光が昇ったという天守とは外観が異なります。城の内部は甲冑・刀剣・絵図・古文書など、北条氏→大久保氏→阿部氏→稲葉氏→大久保氏と、小田原城を居城とした中世・近世大名の歴史資料が多数展示されています。
〖小田原城復興天守〗
・複合式天守閣(→天守櫓に付櫓・渡櫓を付した)
・3重4層(地上37.7ⅿ)
・鉄筋コンクリート造り
・延床面積1822㎡
・最上階の高欄(→安全柵)は江戸時代にはありません。
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