宗英寺(神奈川県横浜市青葉区)を訪問しました
一抽山 宗英寺(いっちゅうざん そうえいじ)は神奈川県横浜市青葉区鉄町にある釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)を本尊とする曹洞宗寺院です。江戸時代後期に編纂された『新編武蔵風土記稿』によると、上鐵村の地頭であった加藤権右衛門景正が開基し、僧の仁嶺寅恕が開山したとあります。宗英寺の山号と寺号は開基した加藤景正の法名「大樹院一抽宗英」から採られたものと思われます。仁嶺寅恕は1617(元和3)年に没し、加藤景正は1630(寛永7)年に亡くなっているので、創建は江戸時代の初期と考えられます。































境内には横浜市指定有形文化財の高さ114cmの「石造庚申幢(いしづくりこうしんどう)」があります。幢とは筒形にした幕に経文を書いて仏殿の飾りにした旗のことで、案内板には本来は旗で作るものが石造物に変化したと書かれています。もとは1対だったようですが、1基は欠損し新調されています。両基の竿には江戸時代前期の「延宝四年(→1676年)辰 七月十三日」の刻銘があります。幢身四面のうち3面に「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿、残る1面に雌雄の二鶏が浮彫りする凝った造形になっています。庚申信仰による造立物の中で、石幢形式は極めて稀だといいますが、旧在地点や造立に携わった庚申講名なども明らかになっていません。
なお、宗英寺の境内には金刀比羅神社鎮守堂(宗英寺鎮守堂)が祀られています。
↓↓金刀比羅神社鎮守堂について
【石造庚申幢】


【宗英寺】

























【梵鐘】






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