世田谷八幡宮(東京都世田谷区)を訪問しました
世田谷八幡宮(→東京都世田谷区宮坂1丁目)は、江戸三相撲名所としても有名な八幡神を祀る神社です。創建は平安時代中期の1091(寛治5)年のことで、東北地方の戦乱である後三年合戦(1083年~87年)を平定した源義家(みなもとのよしいえ)が陸奥守(→陸奥国司の最高ランク)を解任されて帰途する際、この地で豪雨に遭い、天候回復をしている間に豊前国宇佐八幡宮(→大分県宇佐市)の分霊を勧請して創建したと伝わります。

































































室町時代の戦乱で社領は荒廃しますが、戦国時代の1546(天文15)年に小田原北条氏の有力国衆である世田谷城主吉良頼康(きらよりやす)が社殿を再興しました。余談ですが1546(天文15)年は私が敬愛する武田勝頼公(→武田信玄4男)が誕生した年でもあります。明治時代に社号を宇佐神社としましたが、戦後に世田谷八幡宮に戻したそうです。
世田谷八幡宮・渋谷氷川神社(→東京都渋谷区東)・大井鹿嶋神社(→東京都品川区大井)は江戸三相撲名所と呼ばれ、江戸時代には奉納相撲の勝敗で翌年の豊凶を占ったり豊作祈願がされました。そのため境内には土俵や力石が残されています。今でも毎年9月15日の例祭で東京農業大学相撲部による奉納相撲が行われているようです。
〖祭神〗
・応神天皇(八幡大神)
・仲哀天皇
・神功皇后
〖摂社〗
・厳島神社(いつくしまじんじゃ)
→祭神: 市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
・高良神社(こうらじんじゃ)
→祭神: 高良玉垂命(こうらたまれのみこと)
・世田谷招魂社(せたがやしょうこんしゃ)
→祭神: 日露戦争・太平洋戦争の戦没者
【世田谷八幡宮】



































【厳島神社】










【高良神社】







【世田谷招魂社】













静寂な空気に包まれた雰囲気の良い神社でした。


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