浄慶寺(神奈川県川崎市麻生区)を訪問しました
麻生山 浄慶寺(→神奈川県川崎市麻生区上麻生)は、小田急線の柿生駅から徒歩10分ほどにある阿弥陀如来を本尊とする浄土宗寺院です。安土桃山時代の1584(天正12)年に小田原北条氏の家臣三井左衛門尉(みついさえもんのじょう)が開基し、江戸時代初期の1615(元和元)年に浄慶寺として開山したと伝わります。
境内には神仏習合の名残りと思われる秋葉大権現(秋葉神社)もあり、徳川将軍家の菩提寺の一つである無量山 小石川伝通院(→東京都文京区小石川)から移された一対の狛犬が出迎えてくれます。秋葉大権現(秋葉神社)については後日、ご紹介いたします。
浄慶寺境内にはヤマアジサイや西洋アジサイなど1000株を超える紫陽花(あじさい)が植えられており、地元では「あじさい寺」として親しまれています。また、桜・水仙・彼岸花(ひがんばな)など草花も多く「花の寺」という特徴も備えています。
しかし、何と言ってもこのお寺の魅力は表情豊かな羅漢像たちだと思います。山門を入るとアマエビ(→疫病封じの妖怪)を持って「疫病退散」と叫ぶ羅漢像が出迎えてくれ、お酒を酌み交わしたり、お団子やお蕎麦を食べたり、将棋を指したり、それを寝転がって観賞していたり、腕相撲をしたり、写真を撮ったり、読書をしたり、マイクを持って歌ったり、スマホをいじったり、パソコンに四苦八苦したり、絵を描いたり、俳諧(→明治時代以降は俳句)に興じている羅漢像まであり、その表情や恰好が面白く「癒し」の空間がそこにはあります。ユニークな羅漢像以外にも様々な地蔵菩薩や観音菩薩・馬頭観音など古い時代の石造物も多くあります。ご住職も気軽に声をかけて本堂でお参りをさせてくださる優しい方でした。
境内にある羅漢像・地蔵菩薩・観音菩薩はおそらく全て写真に収めたと思いますので、数が多いですがお楽しみください。
【浄慶寺】

















【庭園】






【表情豊かな羅漢像たち】





























































【地蔵菩薩】















【石造物・観音像】

















【祠】




この浄慶寺で神奈川県内の神社・寺院・史跡・古墳の紹介が記念すべき100カ所目となりました。


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コメント
Re: 祝☆100回
コメントありがとうございます。
読んでくれてありがとうございます。1000回は気の遠くなる数字ですが、いつの間にか達成できていたら自分的にも嬉しいです。
2022-06-29 18:24 副会長 西住りほ URL 編集
Re: おめでとうございます
コメントありがとうございます。
浄慶寺の羅漢像は表情豊かで自由な発想で作られているのが魅力的だと思います。変に堅苦しくない所も和みのポイントです。
小田急線を使う場合は柿生駅が最寄りとなります。
2022-06-29 18:21 副会長 西住りほ URL 編集
祝☆100回
1000回を目指してファイトー
2022-06-29 13:48 紅葉 URL 編集
おめでとうございます
それにしても仏像がユニークすぎて面白いお寺ですね
夏休みに行きたいと思います
2022-06-29 09:40 なお URL 編集