秋葉大権現(神奈川県川崎市麻生区)を訪問しました
秋葉大権現(→神奈川県川崎市麻生区上麻生6丁目)は、麻生山 寿光院 浄慶寺にある神仏習合の名残りを偲ばせる境内社です。「秋葉宮」と掲げられた鳥居をくぐると徳川将軍家の菩提寺(→徳川家康の母・於大の方の墓所がある)の一つである無量山 小石川伝通院(→東京都文京区小石川)から移された一対の狛犬があります。参道脇には七福神の石像や浄慶寺の羅漢像があり、その時々の世相を反映した羅漢像でにぎわう「浄慶寺らしさ」も感じます。秋葉大権現の脇道からおっ越し山ふれあいの森に続く「柿生の里散歩道」はやや急坂ですが、木陰となっているので夏でも涼しくて自然を身近に感じられるかもしれません。



























秋葉大権現は、江戸時代後期の1830(文政13)年に編纂された『新編武蔵風土記稿』都筑郡上麻生村条に「浄慶寺 秋葉祠」として次のように記されています。
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上麻生村
浄慶寺
……省略……
秋葉祠
本堂に向て右の丘上にあり、二間に三間西向(にしむき)なり、神体は長(ながさ)一尺八寸(→約54cm)許(ばかり)、其作を伝へず。
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【秋葉大権現の鳥居】




【秋葉大権現の参道】



【小石川伝通院から移された狛犬】


【参道にある七福神像】





【秋葉大権現の社殿】









【秋葉大権現の境内】



【境内からの眺望】

浄慶寺の境内を一望できます。
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↓↓麻生山 寿光院 浄慶寺について


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コメント
Re: No title
コメントありがとうございます。
神仏習合の時代には、神社の境内やその近くに神宮寺・神護寺などと呼ばれる寺があり、社僧・神僧などと呼ばれる職員が神前でお経を読んだり祈禱をしたりしていました。
2022-07-12 21:15 副会長 西住りほ URL 編集
No title
2022-07-12 13:00 訪問者さま URL 編集