市ヶ尾杉山神社(神奈川県横浜市青葉区)を訪問しました
市ヶ尾杉山神社(→神奈川県横浜市青葉区市ヶ尾町)は、江戸時代初期の創建された五十猛命(いそのたけるのみこと)を祭神として祀る旧市ヶ尾村の総鎮守で、社殿の隣には境内社として稲荷社が祀られています。江戸時代までは杉山社と呼ばれ、近くにある真言宗豊山派寺院の初割山 東福寺(→神奈川県横浜市青葉区市ヶ尾町)が別当寺として祭祀を司っていました。東福寺については後日ご紹介いたします。
〖杉山神社(市ヶ尾)〗
祭神: 五十猛命(いそのたけるのみこと)→樹木の神とされる
江戸時代後期の1830(文政13)年に編纂された『新編武蔵風土記稿』都筑郡市ヶ尾村の条には次のように記されています。
******************************
杉山社
除地、五畝許(ばかり)、村の南の端にあり、覆屋二間四方、内に小祠を置(おき)南向(むき)なり、木の鳥居をたつ、例祭は年々なれども月日を定めず、神体は丸き鏡にて径(まわ)り八寸(→約24cm)ばかり、胎蔵界の大日(→大日如来)の像を刻す村の惣鎮守なり、東福寺持(もち)、以下三社(→稲荷社・第六天社・三嶽社)とも同じ社(やしろ)なり。
******************************
【市ヶ尾杉山神社の鳥居】
昭和時代中期の1967(昭和42)年7月吉日に再建された石の鳥居が建っています。



【市ヶ尾杉山神社の手水舎】


【市ヶ尾杉山神社の社殿】
神奈川県神社誌には明治時代初期に氏子中の寄進で社殿が改築されたと記されていますが、現在の社殿は昭和時代に改築されたようです。昭和時代の小学校にあったような丸い時計が印象的です。








【境内社の稲荷社】










スポンサーサイト

コメント