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善教寺(神奈川県横浜市港北区)を訪問しました

平等山 星谷院 善教寺(→神奈川県横浜市港北区新羽町)は、戦国時代前期の1492(明応9)年に死去した僧の慈海が池辺村星谷(→神奈川県横浜市都筑区池辺町)に開基した瑠璃光山の山号を称した天台宗寺院が寺の起こりと伝わります。その後現在地に移転し、江戸時代前期の1612(慶長17)年に浄土真宗に改宗して西本願寺派に属しました。浄土真宗改宗時に山号と院号を平等山星谷院に改めたようです。

寺の縁起には、戦国時代には小田原北条氏4代当主の北条氏政が帰依したことを伝える「宝治元年北条氏政帰依の霊地」と記されますが、「宝治」の年号は鎌倉時代中期の1247年~1249年なので、これは1555年~1558年にあたる「弘治」の誤記と考えられます。

善教寺は江戸時代後期の1830(文政13)年に編纂された『新編武蔵風土記稿』都筑郡池辺村と新羽村の条に、移転前・移転後それぞれ次のように記されています。

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池辺村
善教寺跡
字星谷にあり、いつの頃よりか同郡新羽村へ移せりと云(いう)、按(あんずる)に山号を星谷山と唱へり。

新羽村
善教寺
年貢地村の西にあり、当時古(いにしえ)は池辺村の内(うち)星谷と云(いう)所にありしを、当村に移せるよし、其(その)年代を伝へず、其頃(そのころ)は天台宗にて、開山を慈海と云(いう)、明応九年(戦国時代前期→1492年)三月十一日寂す、慶長十七年(江戸時代前期→1612年)改宗して浄土真宗、西本願寺派になれり、山号も元は瑠璃光山と称せしを、今は平等山星谷院と号す、客殿七間四方西向(にしむき)なり、本尊弥陀の立像長(ながさ)二尺(→約60cm)(ばかり)、此寺(このてら)に北条左京大夫氏政の文書一通を蔵せり、されど宛名は法華経寺とあれば、橘樹郡師岡村法華寺(→神奈川県横浜市港北区師岡町)へあたへしを、いつとなく当寺に移して伝へるものか、縁起によれば宝治元年北条氏政帰依の霊地なりとて、山の頂(いただき)に薬師仏を勧請せり、されど宝治は鎌倉将軍頼経(→鎌倉幕府4代将軍九条頼経→実際には5代将軍九条頼嗣の誤記)の頃の年号なれば、遥に年代へだたれり、又重宝として持伝ふる(もちつたうる)銅の釜一つを、氏政にあたへし時の文書なりとも云(いう)、何(いず)れ後に付会(ふかい→こじつけ)せしものなるべし、脇士(→脇侍)の太子(→聖徳太子像)は恵心(恵心僧都→『往生要集』を著した平安時代の源信のこと)の作なりと云(いう)、木の立像長(ながさ)二尺(→約60cm)(ばかり)、彼(かの)蔵する文書左に載(のせる)

至于旧冬上州(→群馬県)出馬、就達本意預出僧候、殊釜給候、祝着□□□幸田源次郎可申候、恐々謹言  三月四日 氏政花押 法花経寺。

山門
三間に二間、楼上に大鐘をかく、享保元年(江戸時代中期→1716年)の銘文にて考証によしなければもらせり。

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【善教寺参道の祠】
善教寺入口の祠1

善教寺入口の祠2

善教寺入口の祠3



【善教寺の山門】
善教寺の山門1

善教寺の山門2

善教寺の山門3

善教寺の山門4

善教寺の山門5

善教寺の山門6

善教寺の山門7

善教寺の山門8



【善教寺の本堂】
善教寺の本堂1

善教寺の本堂2

善教寺の本堂3

善教寺の本堂4

善教寺の本堂5

善教寺の本堂6

善教寺の本堂7

善教寺の本堂8


【善教寺の本尊】
善教寺の本尊1

善教寺の本尊2

善教寺の本尊3

善教寺の本尊4

善教寺の本尊5

善教寺の本尊6

善教寺の本尊7

善教寺の本尊8

善教寺の本尊9

善教寺の本尊10



【善教寺の鐘楼】
善教寺の鐘楼1

善教寺の鐘楼2

善教寺の鐘楼3

IMG_4125.jpg



【善教寺の境内・庫裏】
善教寺の境内1

善教寺の境内2

善教寺の境内3

善教寺の境内0



【善教寺の親鸞像】
善教寺の境内4

善教寺の境内5

善教寺の境内6

善教寺の境内7


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境内からの眺望
善教寺からの眺望1

善教寺からの眺望2


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