弘法松公園(神奈川県川崎市麻生区)を訪問しました
弘法松公園(→神奈川県川崎市麻生区百合丘2丁目)は、平安時代前期にこの地を訪れた弘法大師(→真言宗の開祖空海)が、100の谷があれば真言宗寺院を建立しようとしたが、99に止(とど)まったため建断念し、代わりに丘陵の尾根に松を植樹したという伝承をもつ「弘法松」があった場所です。
弘法大師(空海)が東国教化と称して門弟5名を伴い関東地方で布教を行ったのは平安時代前期の820(弘仁11)年と記録にあります。なので、弘法大師が松を植えたとすれば、それは820(弘仁11)年のことだったと思われます。
弘法松は昭和時代中期の1956(昭和31)年12月に発生した落雷による火災で一部焼失し、1960年代後半に倒木の危険から伐採され切り株のみが残りましたが、現在はそれらも取り除かれ、往時の写真を載せたパネルを設置し「弘法松公園」として整備されています。眺望がよい晴天の日は、公園から丹沢山地や富士山、南アルプス(→赤石山脈)まで一望できるようです。
【弘法の松公園】






【弘法の松のパネル】



【公園からの景観】








スポンサーサイト

コメント