荘厳寺(神奈川県藤沢市)を訪問しました
白玉山 般若院 荘厳寺(しょうごんじ→神奈川県藤沢市本町4丁目)は、鎌倉時代初期の1184(寿永4・元暦元)年に僧の覚憲が開山、1235(嘉禎元)年に覚盛が中興した高野山真言宗寺院です。
江戸時代には三島山 感応院 瑞光寺(→神奈川県藤沢市大鋸2丁目)の末寺として幕藩体制の一翼を担いますが、元文年間(→1736年~1741年)に火災で焼失したため、1747(延享4)年に別当寺として祭祀を司っていた白旗神社(→神奈川県藤沢市藤沢2丁目)の隣に再建しました。しかし、1786(天明6)年の洪水(→境川の氾濫)で再び堂宇を失う被害を受けたとあります。
1868(明治元)年に明治政府による神仏分離令を受け、1875(明治8)年に現在地に移転しました。本堂には江戸時代後期の1832(天保3)年から伝わる笹竜胆紋の入った黒漆塗の源義経の位牌が祀られています。もとは白旗神社に納められていたもののようです。
荘厳寺は、江戸時代後期の1841(天保12)年に編纂された『新編相模風土記稿』高座郡坂戸町の条に次のように記されています。
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坂戸町
荘厳寺
白王山般若院と号す、大鋸町感応院末、本尊不動、運慶作長(ながさ)一尺八寸(→約54cm)を置く。
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【荘厳寺の参道】



【荘厳寺の本堂】



【荘厳寺の内陣】




(左の笹竜胆紋の入った厨子は源義経の位牌)
【荘厳寺の境内】












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↓↓別当寺として祭祀を司った白旗神社


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